2018年12月04日

【図解】ピッチ修正にも万能! ラクに高音域、フラジオ音域を出す、下唇を巻かないアンブシャー解説! in札幌

今回は、図解で解説してみたいと思います。

極端すぎる?ようなアプローチ法ですが、
これによって、形作られるアンブシャーは、
さまざまなテナーサウンドを表現するのにも、とっても柔軟性があります。

下唇に歯型がつくような悩みからも開放されます。
「ピッチ調性」のキモである、ベンド奏法の原点でもあります。

フラジオ音域でもラクに出せるようになります。
これをマスターすれば、3オクターブ半を常用音域とすることも可能になるはずです。

はじめは、この感覚をつかむのが難しいので、極端に行った方がいいと思います。
車の教習で習うような、基本動作的のようなものとして捉えるのがよいようです。
自然とよい形に形成されていくはずです。


スゴい音のする、ホーン奏者は、
テナー吹きのみにならず、サッチモことルイ・アームストロングも、
オペラ歌手の発声方法を志向したという記述をいくつか読んだことがあります。

この考え方をもとに、理想的な口の中の状態からアンブシャー作りをする流れを図解してみたいと思います。



テノール歌手の第一人者、ルチアーノ・パヴァロッティが、口を大きく開いたときの理想的な状態の画像です。
Pavarotti01.PNG


舌の先端の形の役割として、舌で軽く下に押し下げることにによって、
喉を大きく開いているようにも見えます。
(小さな赤い点のところです)
Pavarotti02.png


次に、マウスピースの先端の位置ですが、黄色い点の舌が高く盛り上がった辺りを目指します。
こうすることで、高音域などの息を細い穴から高速で「プシュー」とマウスピース内に吹き込むときの、
口の中の理想的な形ができます。
噛んで下唇の裏側を傷つけることもなくなります。

Pavarotti03.png



次に、サックスを吹くときの口の閉じ方・・・
上下の唇の使い方と、高音域を出すときのポイントを図説します。

こんなに大きく、口を開けていては、サックスは吹けませんよね(笑)

とはいえ、呼吸法しかり、発声に至るまでの身体の使い方は、
サックス吹きにとっても、応用可能な理想的な要素がたくさんあります。
発音のポイントが、声帯から口内(リード)へと数センチ前にずれただけである!
と、わたしは考えます。

これを、拝借しない手はない!と。

sax001.png
※画像クリックで拡大します。


最後に、スタンリー・タレンタインのブレスの瞬間を切り取ったものです。

マウスピースを咥えこむ口の位置、下唇の形の、参考になるかもしれません。

turrentine01.PNG

大きくブレスをするとき、
a、口の上から b、口の下から c、口の両サイドから
の3つのタイプがあるようです。
近年は、cの口の両サイドが、主流のようです。
もちろん、鼻からブレスすることもあります。
ただし鼻からでは大量に息を吸い込むことは出来ません。
よって、鼻から吸い込むのはノンブレス(循環呼吸法)の時だけ!と、
考えた方が良さそうです。

turrentine02.PNG

turrentine03.PNG


テナーを長くやっている、ベテラン、上級者になればなるほど、
スタンリー・タレンタインのテナーサウンド・・・音色のスゴさと、そのサウンドの魅力に圧倒されるようです。


「俺の吹き方は難しいぜ!」
と、軽くいう、彼のほんの一瞬を切り取って見ました。


サックスのアンブシャーといえば、下唇を下の歯に巻き込むのが一般的だった頃(今もそう?)、
「黒人は唇が分厚いから、前に突き出て見える」・・・、
というようなことを、まことしやかに言う人がいましたが、
どうも違っていたようです。





posted by happy_kin at 12:03| Comment(0) | 日記
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