2018年12月20日

今度は、「Airegin」!【譜例・動画音源・アドリブ用資料付き!】〜ハーモニックマイナーとメロディックマイナー、 そしてU−X大全集!! in札幌

前々回、Giant Stepsについて、バップ手法ひとつの解釈を提示してみました。

しかし、
この手法をそのまま当てはめると、Aireginではダサい?
アップテンポで、カッコよくなるか?

どうも、今一つ、さまにならないようです。

そこで、一工夫が、必要です。
知っている方には当たり前!なので叱られてしまいそうですが、
いわゆる、メジャースケールだけではダメ!なのです。


Key :C用、ここではⒶⒷⒶⒸとなっています)
(外部サイト、リンク切れご容赦ください)


この曲では、バップのもう一つの特徴的なサウンドを織りなす、
ハーモニック・マイナー、メロディック・マイナーの上行・下行の音使いを、しっかりとふまえないといけないようです。
ⒶⒷⒶⒷ'の曲ですが、Ⓐのところですよね。

ハーモニックマイナースケール由来による、
Tさん、Sさん、Dさんが登場します。

Gm−Cm−D
です。

このようなT−W−Xのハーモニー構造は、
ハーモニックマイナー・スケールのみです。

その練習用exe.(PDF)を作ってみました。

この半拍ずらす!練習は、超オススメ!です。
リズム・ハーモニーを鳴らせるシーケンサーソフトなどと一緒に、
リズム・フィーリングをテナーで表現できるようになるといいですね。


さらに、
Tと、Wと、Xの、3つの主軸サウンドに解決できる(ケーデンス)起承転結の仕方・・・、
すなわち、アドリブラインなどが、一つの物語となる、メロディの音の流れの感覚を、

将棋でいう、詰将棋を、日々・・・解き続けることが、棋力の向上につながる!
のと同じように、

日々、自分なりのモチーフ展開を作っていく!
という鍛錬が、テナー吹きにはとても重要のようです。

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テーマの最初の8小節の音使いも、
「ブルース」の手法が使われているようです。

それは、出だしのモチーフを、4度等・・・、
3つの主要ハーモニー構成のルート(ベース)音に準じて、音程をそのまま「ずらす」というものです。

ex015.PNG

アップテンポでやると、カッコいいかもしれませんね。
題して「Airgin Blues」^^
下記のⒷの譜例、8小節をイントロにするなど・・・
いろんなアイディアも湧いてきます。


Ⓐの8小節は、
ひょっとするとGのブルースの手法を、
そのままに練習した方が、つかみやすいかもしれません。

GmをGブルースのG7ととらえ、
G、Bb、C、C#、D、Fのようなマイナーペンタ+#4のスケールを使えば、
マイナーコードの雰囲気も醸し出せます。

Cmのところであれば、
C、Eb、F、F#、G、Bbです。


マイナーブルースにすると
ex016.PNG
(赤の音符は、コードの合わせて修正しています。)

このような、「原型」となるようなスケッチから、
不安定な音を修正していく・・・、よりカッコよく音使いを工夫する!

テナー吹きのようなリード奏者が、曲のサウンド感のつかみやすいモチーフから発展させていく・・・
こういったやり方の積み重ねが、テナー吹きらしい、王道的なやり方なのかもしれません。

テーマのメロディを崩しながら、アドリブ・イメージを膨らませ・展開させる!
という手法にも通じます。

このフィーリングを体得することで、
「コード」から、「コード・スケール」を導き出して・・・
「そんな、やり方で、ジャズのどこが楽しいの?」といっていた大御所テナーマンの手法にも肉薄できるかもしれません、

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1回目の、Ⓑのところは、
4Maj−3Maj―b3Maj―2Maj―1Majと、下がってきています。

ここのサウンド・イメージをつかむために
テーマの全音符に一工夫・・・音を足してみます。

ex017.PNG

参考までに、これをKey:Cで見てみると、
ex018.PNG


U-Xの連続ですよね。

そこで、
今回の超目玉!

U-Xの分散の配列パターンだけで、

3日がかりで、その全パターン集を作ってみました。

この全パターンを、Giant Steps並みの超高速テンポで吹ききっても
2時間近くを要する!ほどです。

ということは・・・、
まだまだ知らない!ような、

メロディ・ラインのモチーフの種から、展開される・・・、
魅力的で、未知なる!、
驚きの、サウンド世界があるのかもしれません・・・。

このような、アホな発想で作ったパターンを単純に流用すれば、
Giant Stepsの冒頭の「DbMaj7-E7」のところも、
コード分散だけで、9,216通りの、メロディ配列パターンが出来る!
ということですね。


今回作成したのは、4和音の分散パターンです。

テナー吹き(リード奏者・メロディ担当者)にとっては、
3和音の分散のほうが、良いようです。

これも、後日、作成してみたいと思います。

始めから、
Dm7−G7のような形ではなく、

F−G の3度下・・・Dm−Em 
同じく3度上・・・Am−B∳
といった展開から・・・、

3度上下ずらす ⇒ 4度進行(サイクルオブ5th)化して、
Dm-Gのような形が生まれた!
と考えた方が、歴史的変遷から考えても自然のようです。

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それらのコードを構成するコードトーンをターンする形で、
いろんな、バップ的なカッコいいフレーズが生まれてきました。

このような音のかたまり(一つのモチーフ)を半拍ずらす・・・
という手法も、バップフレーズの作り方の記事でご紹介しました。

ex014.PNG

どうも、それらのターンする音をこじつけた形で、
ジャズ理論などから派生し、一般化された、
テンション表記上のb9とか#11のような概念が、生まれたのではないでしょうか?

テンションの考え方の元は、ペンタトニックです。
平均率という妥協の不協和サウンド・・・の中から生まれたものです。

あと、もうひとつ、
増4度音程のアプローチが、面白い!

例えば、フレーズの始まりが「レ」の音だったら、
次のフレーズを「ソ#」から始める。。。

不思議な浮遊感があり、結構サウンドするうようです。


「Airgin」・・・
この1曲に、曲の土台といった目線で見ただけでも、
こうした複合的なエッセンスが、ここまで、見事なまでに織りなされているのですね。

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音楽を始めた時から、ジャズ系のことの書かれた本などの手法でアプローチすると、
「おかしい」
「気持ち悪いサウンド」
・・・と、思っていたので、
その謎を解くべく、音楽の専門学校(石鹸じゃないです^^)で、ジャズ理論なんかを学んだのですが、
なんか、余計におかしなワナにはまって、抜けきれないままズルズル来ちゃった感じがあります。

市販で出回っている・・・、
「ジャズ理論」的な解釈でも、深みにはまる!一方なのです。

今、サックスの雑誌なんかで取り上げられている、コード〜コードスケールを・・・
のような教え方は、正直、教え方のセンスを疑います。

でも、パソコンの使い方なんかでも、そうですよね。
「簡単な操作方法」でも、知らないと調べるのにえらい騒ぎになります。

今は、ネットで調べられることも結構ありますが、
一時期前は、超ぶ厚い本を買って、隅から隅までよんで・・・でも、知りたいことがなかった!
という憂き目は、日常茶飯事でしたから・・・。
(知っている人に聞くのが一番早い・・・のですが、)


「原理」、「種明かし」を知って、それを押し広げ・縦横無尽に展開すると、
樹形図・ツリーダイアグラムのような天文学的な世界を繰り広げることが出来るのが、音楽の楽しさです。
(音楽だけではありません)

その中の、カッコいいワンシーンを切り取って、
その仕組みを紐解くのは、
「木を見て森を見ず」な、理論展開になりがちです。

「理論」と、「原理・法則」、「種明かし」を見極めることとは、
その出発点と、その発展の仕方に大きな隔たりを生む!
のではないでしょうか?

長き「音楽人生」・・・、
長ければ、長いほどに、その差は大きく乖離していきます。

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わたしは、人類最古の文献といわれる、リグ・ヴェーダのような霊的な詩を作った人たち・・・
(おそらく肌の黒い人々)

と、

それを文献化した人たち・・・
「ジャズ」と「ジャズ理論」と、
同じ図式があった!?のでは?、と推察しています。

わたしも含め、
「肌の黄色い」人たちは、こういった霊的な詩・音楽といった感性は、
歴史的に見て、もっとも、後れを取っている民族なのかもしれません。

世界最古のオーケストラといわれる、雅楽(一部)の家系は別格ですが・・・。

そんな歴史を踏まえつつも、
「21世紀の音楽」は、「日本人から生まれる!」という声がします。

世界が「あ」っと驚く、大衆音楽のようなもの・・・!!
が、です。

日本人の誇り!でもあり、
全世界の人々が待ちわびているような「音楽」です。

そんな、世界に突出した、精神性・精神風土を有する国だと思います。

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昨日、ソニー・ロリンズ氏が、ツィートされていた、
Cobi Narita」さん、は、日系人のようですね。

彼女が大好き!と、4回繰り返されています。

こういうと叱られてしまうかもしれませんが、
この感覚、・・・
なんか、わたしは、わかるんです。
というか、とっても大好きな、とても大切な、人との繋がり・・・関係のような気がします。

「日本の、お母さん!」のような、温っか〜い、素敵な女性なのだと思います。
「聖母」を慕う、「戦士」というか、目指す「道」と戦う男たちの癒しの空間!
のような存在!
なのだと思います。

人は、生まれながらにして、
「死」なる、とても残酷な「生き別れ」のような試練があります。

こんな素晴らしい方ほどに、流す涙の量も倍増します。
わたしは、涙が止まらない・・・
身体中の水分が枯渇するまで泣き続けてしまうでしょう。

でも、わたしは、すべてにおいて
「大丈夫!」
「何も心配はいらない!」
・・・という、絶対的な原理・原則・法則!が、あるのだと思います。

大いなる「慈愛」の世界です。

ジョン・コルトレーンの志向した、「至上の愛」を、さらに広く・深く総括したかのような、
より根源的な「Love」の世界観です。

それでいて、もっとも身近にある、
日本人なら、誰もが「なんだ〜」とわかる素朴な、温かな人情のようなもの・・・

きっと、多くの人たちにとっては、「温かい涙」でも、あるはずです。

「不安」からくる、「恐怖」を伴う涙である必要はないのだ!と。

wikiによると、2004年頃から、病魔に侵されているとのことです。
このような病魔が一刻も早く、宇宙の彼方に消えてなくなることを願ってやみません。

そして、健康で、穏やかで、大いなるLOVEに全身が包み込まれるかのような日々を過ごして頂きたい!
と心から思います。





posted by happy_kin at 14:03| Comment(0) | 日記
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