2018年12月06日

テナー吹きも参考にしたい、名アルト奏者のサウンド! in札幌

何気にYoutubeをクリックしたら、これが目に留まった。


素晴らしい名盤ですね。
この動画が、アップされて1年ちょっとのようですが、再生回数もすごい!

As Time Goes By・・・は入っていませんが(笑)、
時を過ぎても、色あせることなく、愛され続ける名演です。

出だしから、すごい!
U-X的なラインを超越した、
美しい旋律には、うっとりと聴き惚れてしまいます。

わたしも、残りの人生で、こんな「名盤」のような足跡を残したいな!
と思います。


この世界観に匹敵する!?
わたしの主観ですが、Stan Getzの「Voyage」というアルバムも不朽の名作だと思っています。

その中の1曲「Dreams」

何度聴いても、しびれてしまいます。


ただ、一つ、
サックス吹き的には注意したい点があります。

スピーカーのようなものから流れてくるサウンドを頼りに音作りすると、
音がしょぼくなりやすい二人だということです。


でも、この2つの演奏を聴く限りでは、ものすごく、いい音しています。
楽器も、ものすごく鳴っています。

前々回?にも記事にしましたが、
コピーの怖い一面でもあるのです。

フレージングなどをコピーして音使いなどを参考にするのは得るものもありますが、
「人真似は、人前では吹かない!」という強い意志を持ち、自分のサウンド作りをしていこうと決意しているのであれば、
どっぷりとつかることなく、少し距離を置くほうがいいのだと思います。

それの土台になる、
普遍的な音楽の構成に基づいた、曲の流れ、テナーのサウンドを構築していく時間のほうが、
長い目で見た場合には、好結果につながると思います。


ポール・デスモンドのアルバムの中に、
Easy Livingという曲が入ってましたね。


Easy Livingといえば、


この音の出し方、音の立ち上がり、楽器の鳴らし方・・・
テナー吹きも、是が非でも参考にして、自分のテナーサウンドにも取り入れたい名演です。

とくに高音域の音の立ち上がり!
そしてタンギング!
録音スタジオに、自然とエコーのかかったような、楽器の鳴り方!
最高ですね。

デヴィッド・サンボーンも、ポール・デスモンドとともに、強く影響を受けたとされる人の一人です。

さらに、もう一人、


アルト吹きなら「教科書にしたい!」名演です。
このような吹奏術の「テナーのお手本」のような演奏はちょっと見当たりません。

素晴らしい名演はたくさんあるのですが、
オーソドックスな吹奏術としての「教科書的」な模範となるものは少ないようです。
個性の出やすい、魅力あふれるテナーサックスゆえのことなのかもしれません。


こういう、しっかりと楽器を鳴らしきる奏法を、
日々の基礎トレーニングとして、しっかりと取り入れて、
そうしたフルトーン奏法が身についたうえで、リラックスした演奏をするときに、
ポールや、スタンのような甘いサックスサウンドになるのだと思います。

「妥協の息」の延長ような、「美しくまとまった」的なサックスサウンドからは決して奏でられない、
サックスサウンドの真髄なのだと思います。

「奏法」に関しては、過去の記事を、ご参考いただけたらと思います。
ポイントは「下唇を巻かない」奏法にあると思います。


最後に取り上げた、2つの名演!
このブログで取り上げている、テナー奏法の模範となる、模範とすべき、
要素が盛りだくさんです。


現代の世界の第一線をリードしているアルト奏者たちにも受け継がれている魅力あふれるDNA〜吹奏術のようです。


posted by happy_kin at 12:17| Comment(0) | 日記

【譜例付き】バップフレーズの基礎練習に!〜オリジナルなバップ・エチュード作成のヒント! in札幌

ジャズの勉強をされている方なら、
スケールやコードパターンの練習を、よく行っていることと思います。

その一番の土台となっているのが、
4ビートのノリで歌う、8分音符の裏拍につけるアクセントなどの歌い方だと思います。

その練習用教材・・・エチュードのようなものを作ってみました。
なかなか、いいものはみつかりませんよね。

せっかく買った市販本の限定された、ほんの一部のサウンド世界に閉じ込められてしまうのも、つまらない。


「ジャズ理論はダメ!」などと偉そうなことをいい放ってしまったので、
「バークリー式」を超えるような、
すべての音楽ジャンルに通じる、「音楽の構成」の基礎を踏まえたものです。


一生ものです。
つねにニュートラルなスタンスを保つことが出来るでしょう!


バークリーに行く機会に恵まれなかった人でも安心してください(笑)
これさえあれば!鬼に金棒です!

「バークリー卒になんか負けねぇゾ!」
くらいの対抗心で、みんな頑張りましょう!

無論、4ビート限定ではありません。
J-popやクラシック、洋楽などにも十分に流用できるメロディ素材集のようなものです。

フラジオ音域の精度も、より一層高まるはずです。
むろん低音域〜中音域もです。



「音楽の構成」とは、
Tさん、Sさん、Dさんの3つです。
Tさんはトニック、Sさんはサブドミナント、Dさんはドミナントという名称がついているものです。

音楽上の物語の「起承転結」の中核をなすものです。

テナー吹きはリード奏者です。
すなわちメロディ・パート担当です。

その音楽の構成、ハーモニー構成の流れをテナー吹きでもつかめるように作成したものです。

理論を左脳で学んでも意味がありません。
脳内音感と運指が連動するシナプスが繋がらなければ二度手間の学習時間を必要とするハメになります。
二度手間ならまだいいほうです。

大変かもしれませんが、数をこなしたほうが勝ち!
のような気がします。
それも若くて頭が柔軟な時期に、将棋でいう「詰将棋」をたくさん解くような訓練の、
テナー吹き版として位置付けてもよさそうです。

これは、ほかのスケールパターンでも流用が可能です。

それは
「ケーデンス」をしっかりとふまえる!
ことが重要です。

この「ケーデンス」ですが、
テナー吹きは、Tさんに向かうU-Xだけで、やってはいけません。

その意味は、みなさんで考えてみて下さい。
発見してみてください。

フレーズの輪郭がつかめないようなパターンであっても、
「ケーデンス」とセットにすることで、ちゃんとしたメロディの物語が作れるのです。

その音楽習慣を日々積み重ねて、
自分の独自の演奏スタイルを構築していく!
というコンセプトです。


このパターン集は、
ギターリスト用の「超肉体派トレーニング」のようにも使えますし、
各小節ごとの気に入ったフレーズを自分なりにクローズアップして、
盗用(笑)して、自分のオリジナルサウンドの土台にすることも出来ることかと思います。

「8beat 4/4」と銘打っているものは、
「All table」の全パターンの一部の1小節を切り取って、半拍ずつずらしたものを列記したものですが、
Tさん、Sさん、Dさんの3つが上手く混じり合った形で、1小節内のフレーズを構成しています。

音楽上の物語の「起承転結」の様々な展開形を体得できる構成になっています。

この音の並びを8分音符だけでやるのではなく、
2分音符や4分音符なとをつかって符割りを変えて、
2小節、4小節などといった形で、大きくとらえてモチーフを作成すれば、
手軽にオリジナルメロディを作曲することも出来ます。

ある音を一音加えたりして、サウンド世界を拡げることもできます。


「美味しいフレーズ」をパクって繋ぎ合わせて・・・
そんな手法に限界を感じているベテランの方のとっても、何かしらのヒントを得るきっかけにもなるはずです。


まだ制作途中ですが、
順次アップしていく予定です。

テナー吹き用にすぐ練習できるよう「inBb」でmusescoreは作成しています。
カウントやメトロノームも同時に鳴らすことができるので、
わたしも、重宝しています。

だけでなく、たくさんのスケール・パターンも制作中です。

スケール・パターン集につきましては、
フルート奏者のトレバーワイの「音作り」の考え方に基づき、
低音域・中音域・高音域ごとの、1オクターブごとに「音作り」が行えるように作成しています。


バップでは、ドミソのような3和音の分散から、どの様にフレーズを発展させたのか?
その一例を、上げたいと思います。

オリジナルな、日々の練習用のエチュード作成のヒントとなるかもしれませんね。

ex013.png

※画像をクリックすると拡大します。

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posted by happy_kin at 09:42| Comment(0) | 日記

2018年12月04日

【図解】テナー吹き、バリトン吹きに必須! スラップタンギングについて! in札幌

テナーサックスやバリトンサックスの迫力のある音を出したい!
という方には、必見に値する記事です。

「テナー吹き」にとっての「カッコいいタンギング法」の秘密についても語ってみたいと思います。

みなさんが認識されているスラップタンギングは、
おそらく「ペンペン」のような特殊なサウンドを出すときに使うものだ!
ということではないでしょうか?

実は、それだけではないのです。

楽に、迫力のある音を出す出発点となるタンギング法でもあり、

音の出せない4畳半のようなアパートや深夜の時間帯でも、
ギターリストがアンプをつながないで、・・・や、
トランペット吹きのミュートを使った練習のような、
人の話す声程度の音量でも十分練習が可能になる吹奏テクニックの一つでもあるのです。

「妥協の息」のような、呼吸法に悪い影響(妙な力が呼吸法〜吹奏術にかかわる身体箇所への影響)を及ぼすことなく!
です。

因みに、
白い消音目的のモノがあると思いますが、あれはダメです!
これで練習している人の音って聴くと一発でわかっちゃうんです。
特に低音域が絶望的です。
(営業妨害?、でも、わたしは「いい音を出したい」というサックス吹きの味方です^^)

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スラップタンギング!
これは、コツがつかめないと本当にむずかしいです。

器用な人は、簡単にできてしまうのですが、
結構、その習得に苦心されている方も、決して少なくないようです。

なんとなく出来るようになってからも、
その精度をあげるのには、かなりの練習が必要です。

下手に力んで?根をつめて練習しすぎると、
舌を切ってしまったり、舌が荒れてしまって、食事をするとき醤油系の食べ物が舌に沁みて痛くて食べられない!
という、つらい憂き目にあったりもします。

ちゃんと出来るようになると、そのように舌を痛みつけることはなくなりますので、
ご心配は無用です。
「痛い奏法」ではなく、「ラクにカッコよく吹ける奏法」なのです。

また、天然系のリードだと、縦にスパン!と割れてしまうことが頻発するため、
厚めのリードを使うとか、半永久素材のリードを使って練習した方が経済的です。

わたしは「レジェール」というリードを愛用しています。
一番安い(笑)やつが、なぜか、お気に入りです。
とても、いい状態が長持ちします。


アメリカのジャズテナーの巨人たちで厚めのリードを使っている人が多かったのも、
以前にも記事にしましたが、スラップタンギングの影響なのかもしれません。

でも、スラップを使うと低音域や、バランス調整の悪い楽器でも
「ポン!」と、立ち上がりのよい音を、
ラクに、力強いサウンドを奏でることができるようになります。

タンギング全体の精度も、より一層高まります。

「tu」とか「du」とか、「ta」だけでは、テナーサックスの魅力は半減してしまいます。


「スラップタンギング」とは、「ペンペン」という音色だけのものではないのです。

たとえば、

この動画の5:03辺りから始まる、マイケル・ブレッカーの低音域の「ボン!」という音・・・。
これは、「tu」とか「du」では出ません。
スラップタンギングの舌の使い方の応用でないと、無理です。

「tu」とか「du」では、どうしても音がこもるというか、迫力のある、乾いた感じの「ボン」という音にはつながらないようです。

「ペンペン」に聴こえない、迫力のある音がラクに出せる「スラップタンギング」もあるのです。
スラップで使う舌の動きが、テナーサックスのタンギングにはとても重要な基礎的な舌の使い方のようです。

これは、以前にも記事にしましたが「嗚咽感」を伴うような自然な喉の開き具合とも連動させることがポイントとなりそうです。

最初は低音域!
そして、フラジオ音域にも応用させると、太い高音域の音色を獲得することが出来ます。

そして、何よりも、
スラップの感覚をマスターすると、全音域にわたり、とても楽に吹けるようになるのです。

チェロの荒々しいような迫力のある低音の魅力も、テナーサックスで表現できるようにもなることでしょう。

「妥協の息」からなる、線が細く音色の幅の狭い、クラシック・テナーサックス奏法のような、サウンドからも脱却できる足がかりとなるはずです。



ペイントで作成した、下手くそな図ですが、
スラップタンギングの第一歩として、これで、イメージをつかんでみてください。

sax002.png


※画像をクリックすると拡大します。

舌は下の歯についていなくても大丈夫です。
出来るようになった後の、喉を開くためのテクニックの一つとして図示しています。

「息を吐く〜吸う」ということは考える必要はありません。

舌の中央から奥の盛り上がったところを、上の歯の裏側より少し上にある少し盛り上がったような箇所・・・、
その少し上の空間に、舌をピッタリと密着させやすい場所があると思います。
そこに舌を、吸盤のように密着させ「パン」と放す要領です。

同じ場所を目指して、舌の同じ所をたたきつけるような練習も是非行ってみてください。
「ハ!ハ!ハ!」と、少し息が前へ漏れる感じになると思います。
どうも、これが「テナー吹き」の基礎となるタンギングのようなのです。

あるテナーの名手に教わったタンギング法です。
でも、とても難しく、実際の演奏時にも、どのように使うのかがわからない時期が、とっても長かったのですが、
このタンギングの要領をつかんだ瞬間、
劇的にカッコいいテナー奏法の道が開かれました。

迫力のあるサウンドを出すタンギングの「企業秘密」ともいえる、とても難しいタンギングのやり方です。
最初はとても難しいですが、出来るようになると、
本当に吹くのが楽になり、いろんな音色表現が出来るようになるので吹いていて楽しくなります。


スラップタンギングのコツをつかむ、もう一つの練習法として、
リードだけで練習してみます。

舌でリードを吸いつけます。
そして、「ポン!」と放す。

sax003.png

中音域で、出来ても低音域、高音域ではむずかしかったりもします。
音の跳躍のようなマルセイル・ミュールのエチュード風のフレーズや、
スケール・パターン集から、題材を選んでトレーニングを積むようにするといいでしょう。


【一口メモ】
スケール・パターンのある1小節のフレーズを、4小節繰り返して、
5、6小節目は4度上げる・・・ようにすると、
ブルースの練習にもなります。





posted by happy_kin at 13:45| Comment(0) | 日記

【図解】ピッチ修正にも万能! ラクに高音域、フラジオ音域を出す、下唇を巻かないアンブシャー解説! in札幌

今回は、図解で解説してみたいと思います。

極端すぎる?ようなアプローチ法ですが、
これによって、形作られるアンブシャーは、
さまざまなテナーサウンドを表現するのにも、とっても柔軟性があります。

下唇に歯型がつくような悩みからも開放されます。
「ピッチ調性」のキモである、ベンド奏法の原点でもあります。

フラジオ音域でもラクに出せるようになります。
これをマスターすれば、3オクターブ半を常用音域とすることも可能になるはずです。

はじめは、この感覚をつかむのが難しいので、極端に行った方がいいと思います。
車の教習で習うような、基本動作的のようなものとして捉えるのがよいようです。
自然とよい形に形成されていくはずです。


スゴい音のする、ホーン奏者は、
テナー吹きのみにならず、サッチモことルイ・アームストロングも、
オペラ歌手の発声方法を志向したという記述をいくつか読んだことがあります。

この考え方をもとに、理想的な口の中の状態からアンブシャー作りをする流れを図解してみたいと思います。



テノール歌手の第一人者、ルチアーノ・パヴァロッティが、口を大きく開いたときの理想的な状態の画像です。
Pavarotti01.PNG


舌の先端の形の役割として、舌で軽く下に押し下げることにによって、
喉を大きく開いているようにも見えます。
(小さな赤い点のところです)
Pavarotti02.png


次に、マウスピースの先端の位置ですが、黄色い点の舌が高く盛り上がった辺りを目指します。
こうすることで、高音域などの息を細い穴から高速で「プシュー」とマウスピース内に吹き込むときの、
口の中の理想的な形ができます。
噛んで下唇の裏側を傷つけることもなくなります。

Pavarotti03.png



次に、サックスを吹くときの口の閉じ方・・・
上下の唇の使い方と、高音域を出すときのポイントを図説します。

こんなに大きく、口を開けていては、サックスは吹けませんよね(笑)

とはいえ、呼吸法しかり、発声に至るまでの身体の使い方は、
サックス吹きにとっても、応用可能な理想的な要素がたくさんあります。
発音のポイントが、声帯から口内(リード)へと数センチ前にずれただけである!
と、わたしは考えます。

これを、拝借しない手はない!と。

sax001.png
※画像クリックで拡大します。


最後に、スタンリー・タレンタインのブレスの瞬間を切り取ったものです。

マウスピースを咥えこむ口の位置、下唇の形の、参考になるかもしれません。

turrentine01.PNG

大きくブレスをするとき、
a、口の上から b、口の下から c、口の両サイドから
の3つのタイプがあるようです。
近年は、cの口の両サイドが、主流のようです。
もちろん、鼻からブレスすることもあります。
ただし鼻からでは大量に息を吸い込むことは出来ません。
よって、鼻から吸い込むのはノンブレス(循環呼吸法)の時だけ!と、
考えた方が良さそうです。

turrentine02.PNG

turrentine03.PNG


テナーを長くやっている、ベテラン、上級者になればなるほど、
スタンリー・タレンタインのテナーサウンド・・・音色のスゴさと、そのサウンドの魅力に圧倒されるようです。


「俺の吹き方は難しいぜ!」
と、軽くいう、彼のほんの一瞬を切り取って見ました。


サックスのアンブシャーといえば、下唇を下の歯に巻き込むのが一般的だった頃(今もそう?)、
「黒人は唇が分厚いから、前に突き出て見える」・・・、
というようなことを、まことしやかに言う人がいましたが、
どうも違っていたようです。





posted by happy_kin at 12:03| Comment(0) | 日記

2018年12月02日

コピーがダメな理由!とカラオケ採点システムについて。 in札幌

「コピーがダメ!?」って、とても大胆な、話ですよね。
でも、「コピーが苦手!」な方が、希望がある!という話しでもあるのです。

上手い人は、みんな、コピーしてるし、
「コピーしろ」とアドヴァイスしている。


でも、
「なんで、そんなカッコいいフレーズが生まれたの?」
がないと、モッキンバードになってしまうということです。

なんか、可愛い!
いろんな鳥の鳴き声、上手ですよね。
タンギングのような表現も上手です。
ハイトーン域も、いい音してる(笑)

口の中が、どうなっているのか?
という観察も、ついつい・・してしまいます。


あと、わたしが、ついつい、うならされてしまうのが、
「音」です。

あの、グレートな「テナーサウンド」です。

「生の音」を聴けたら、もっと幸せな気分なのでしょう。
それに、より多くのイメージも具体的に、つかむことが出来、
その鮮明な、よいイメージのまま鍛錬が出来るので、
自分のプレイ、音色の向上の近道となるに違いありません。

動画だと、見たいところ!で、違うところ映したりしていますよね。
フラジオ音域の指使い・・・とか、
もしかしたら、そういう契約になっているのかも?しれません。


で、つねづね思うことは、
レコーディングされた音、とか、ライブでの音・・・は、
それだけでも、相当スゴい音なのですが、
かなり「リラックスして吹いている」ということです。

つまり、あのような「スゴい音」でも、
「あの音」をベースに音づくりしているのではない!
ということです。


フュージョン系の名ピアニストである、ジョー・サンプルは、
こんなことを いっていました。

どんなピアノを弾いても、
「ジョー・サンプル」の音がする!
という、偉大なピアニストです。

「本番のステージの演奏時間と同じか、それ以上の時間を費やして、ニュートラルに戻すための鍛錬が必要だ!」
と。
その理由として、本番のライブ演奏などでは、
「妙なクセ」のようなものが身についてしまっている場合が多々あるからだというのです。

「曲」だけの練習では、よろしくない・・・
という意味合いの中にも含まれている、とても大切な音楽的な要素でもあるようです。


アメリカのジャズ・ピアニストの話しの中でも、もっとも重要視しているのが、
「ピアノのタッチ」のようです。

他のピアニストの演奏を聴いた感想の第一声が
「ピアノのタッチ」についての話しが結構多いのです。

イコール・・・ピアノの音色です。
「その人の音色」ということです。


より一層、その人の肉声に近いような声の出る、
テナーサックスであれば、なおさらのことなのかもしれません。


その、時間配分を考えても、
コピーの音取りや、表現方法の物真似に費やす時間を捻出することは難しいことともいえます。


テナー吹きが、
「どんなサウンドを目指すのか?」
その、母体となる「音楽の基礎」を、どのように認識しているかが、
カギになる気がします。

「コード主体」のジャズは、
アメリカでは、半世紀前に卒業している!

そんな実験すら、いまだにままならない今の日本!

イギリスの音楽評論家が最近書かれた本の中に、
「中国人の絶対音感は、ヨーロッパを凌ぐ!」
というのがありました。

誰かにソックリに!
同じように吹かなければ・・・!
間違えたらダメ!
カラオケの採点システム・・・!

今の出発点が、
これでは、厳しいのかもしれません。

これは、今が100%・・・完璧に出来る!
ことを、いっているのではありません。
プロセスが大切なのです。

「今出来ない!」は、大した問題ではない!
ということです。

そのとき、「出来なかった」ことが、永遠には続くはずがありません。
また「出来なかった」以外のところにも音楽はあるのです。

そこで、その人の「能力否定」・・・
ときに「人格否定」のような残酷な評価を下す風潮に最大の問題がある!
という話です。

カラオケの採点システムは、誰がジャッジをくだしているのか?
音楽は、機械に聞かせる芸術ではありません。

音楽とは、人に聴かせる「人類の宝」なのです。
言語で伝えられないものをも、元気・感動とともに伝える、
最高のコミュニケーション・ツールであるのです。

テナーサックスは、そんな未知なる魅力が、
まだまだ無尽にある楽器でもあるのです。



posted by happy_kin at 08:40| Comment(0) | 日記